
PTAの役員を何年もやっていると、お便りの印刷をしに学校に行くことが多くなってくる。
夜なべで原稿を仕上げ、翌日学校で担当教師にチェックをお願いし、それから印刷をするのだ。
もう印刷はお手のもの。
ページものを作成するときは、二台の印刷機をフル稼働して印刷する。
機械ものが大好きな私は、印刷室で印刷機と向かい合っている時間もなかなか楽しい。
思い返してみると、小学生の頃からよく印刷を手伝っていた。
当時は、もちろんワープロなどなかったから、ガリ版印刷だ。
原稿も鉄筆で手書きをする。
「ガリ切りのしろくま」と呼ばれ始めたのは、このころのことだ。
卒業文集のガリ切りも、一手に引き受けていた。
筆箱にマイ鉄筆が入っていたのは、いつからだろう?
中学生になると、演劇部に入ったので、また脚本のガリ切りをするようになる。
大学では、他学部のレジュメやゼミの資料のガリ切りまでバイトでやっていた。
今では、ガリ版印刷もすっかりすたれてしまった。
この前、ネットで調べてみたら、子供会などで体験させてくれるところもあるらしい。
ワープロや高速の簡易印刷機で簡単にきれいな印刷ができるのはとてもすごいことだが、あのガリ切りの感触とインクの匂いが、このごろとても懐かしい。